生活や子育て、友人関係に関することなど、気になっているけれどどこに相談したらよいか分からないというようなことはありませんか?
リソー教育では親子教育相談室を開設し、子育ての悩みを気軽に相談できる環境を整えてきました。
また、
その一環として、朝日新聞の月刊コラムにて子育て相談のアドバイザーを担当しています。これまでの月刊コラムの記事を掲載いたしますので、ご参考になさってください。
中学3年生の男子の母親です。反抗期に入ったようで、接し方に悩んでいます。
思春期に入ると、子どもは色々なことに気付き、悩むようになります。今までとは違って、無愛想になったり、寡黙になったり、乱暴な言葉を使ったりすることもあるので、お母さんが驚いてしまう場面もありますよね。
反抗期は、子どもが健康に育っていくなかでの、一つの過程です。親への反抗と依存を繰り返しながら、精神的に自立していくのです。ただ、お子さんの性格によって個人差がありますので、周囲のお子さんと比較して心配しすぎない方が賢明です。お母さんが不安のあまり、お子さんの日常生活や勉強に先回りして、注意したりすべてやってあげてしまったり、お子さんの気持ちを知りたいあまり、机の中や携帯のメールを調べてしまう、というようなことが続くと、お子さんの反発や不信感が強くなる原因になります。あえて見守り、相談があった時はしっかり話を聞くというスタンスの方が効果的なこともあります。また、この時期は、お父さんの出番でもあります。お母さんはお父さんから「思春期の男子の気持ち」を学び、かかわり方を一緒に考えてもよいのではないでしょうか。