(写真)受験勉強をともに歩んだお父様と

Spec.TOMAS合格者体験記[2024年度]

豊島岡女子学園中 合格

●大田区立梅田小学校

Spec.TOMAS 自由が丘校

他の合格校

・東邦大東邦中 ・浦和明の星女子中 ・栄東中(東大)

Profile

小3から集団塾に通い始める。好きな教科は理科・社会。特に、光学機器の技術者だったお祖父様の影響で、理科の光の分野が大好き。

苦手な国語・算数を対策
2/2の危機もスペックTOMASで乗り越えた

 スペックTOMASに入会したきっかけを教えてください。

啓子さん:
もともと集団塾で勉強していましたが、国語への苦手意識が払拭できなかったことがきっかけです。特に物語文で登場人物の心情を読み取ることが苦手でした。 そこで、スペックTOMASと、他の国語専門塾とを比較して、スペックTOMASに通うことにしました。
スペックTOMASは、ガラス張りの自習室が自由に使えるのが嬉しかったです。授業中・自習中を問わず、質問しやすいのも良かったですね。

 スペックTOMASの授業を受講されての感想を教えてください。

啓子さん:
国語の授業では、記述解答を書く際のポイントや、対比関係・文と文の関係など、文章の読み方についても教わることができました。何よりも、授業がとても楽しくて! 母に「もう1時間受けさせてほしい」とお願いしたこともあったほどです。

理科好きな啓子さん。将来の夢を尋ねると、「物理学者かパイロットか技術分野専門の弁護士か……まだ絞り切れていません」とのこと。

 11月~1月にかけては算数も受講したそうですね。

啓子さん:
豊島岡女子学園中の算数の大問1・2※で満点が取れるように対策してもらいました。 授業中に満点が取れると、講師の内島先生がすごく褒めてくれて、モチベーションが上がったのを覚えています。
※豊島岡女子学園中の算数では、毎年大問1・2に計算問題や基本問題が出題される。

お父様:
教務担任の先生から多くのご助言をいただいたのですが、算数の受講もその一つでした。

 教務担任の先生とは他にどのようなお話をされましたか。

お父様:
受験スケジュールについてもご助言いただきました。1/14の浦和明の星女子中の受験後、2/1の女子学院中までの間にもう1校どこか受験したいと考えていたところ、1/21の東邦大東邦中をおすすめいただきました。

啓子さん:
私は理科が好きでしたので、理科教育に力を入れている学校ということで紹介してもらいました。実際に学校見学に行き、過去問を解く中で、東邦大東邦中のことがとても好きになりました。志望度合いとしては、豊島岡女子学園中と同じくらいと言ってもよいです。
そして、1月に東邦大東邦中に合格することができたので、2月の入試は女子学院中・豊島岡女子学園中に集中することができました。

ご自身も中学受験を経験されたお父様。「受験を通して自分で考える力がつきました」と語る。

 ここからは、第1志望の豊島岡女子学園中の受験について伺います。まずは、過去問に取り組んだ時期や手応えなどを教えてください。

啓子さん:
過去問は、小6の9月ごろ初めて解きました。結果としては……まったくできませんでした。

お父様:
社会が少し良かった程度で、あまりできていなかったことを私も記憶しています。その後も豊島岡女子学園中の過去問には取り組んでいましたが、思うように得点できず、あきらめようと何度も思いました。復習にも時間がかかり、1月になった時点でまだ取り組んでいない年度もありました。
担任の先生に話すと「まだ豊島岡女子学園中をあきらめるのは早い。1月最終週は、未着手の算数の過去問に必ず取り組んでほしい」と言われました。

啓子さん:
実際に解いてみると、合格点を取れるようになっていました。内島先生の算数の授業を受けていたおかげだと思います。

 その後、豊島岡女子学園中の入試では、2/2の第1回は不合格でしたが、2/3の第2回で合格されました。そのころのようすを教えてください。

お父様:
2/2の19時ごろの合格発表で、第1回の不合格を知ったとき、娘は号泣してしまいました。慌てて担任の先生に電話で相談して、スペックTOMASに向かいました。そこで先生方が励ましてくださり、娘は少し持ち直したように思います。
その後、2/4の第3回に向けた、算数の対策授業をしていただきました。

啓子さん:
2/3の第2回の試験は、第1回よりは手ごたえを感じていたのですが、まさか合格しているとは思っていませんでした。合格発表の時は、何度も受験番号を確認してしまいました。なかなか信じられなかったのですが、しばらくすると「本当に合格したんだ」と実感がわいてきて、また号泣してしまいましたね。

啓子さんとお父様。インタビューは終始和やかに進んだ。

 合格の要因は何だったと思いますか。

啓子さん:
スペックTOMASで勉強できたことは、大きな要因だったと思います。授業で成績を上げることができたのはもちろん、2/2の夜に先生方が励ましてくださらなければ、2/3の合格はなかったと思います。

 最後に、後輩の受験生へのアドバイスがあればお願いします。

啓子さん:
スペックTOMASは、家族の次に私のことを考えてくれました。スペックTOMASの先生に言われたことをちゃんとこなせば、絶対に合格できるはずです! 頑張ってください。

担当講師に聞いた指導のポイント

内島悠美子先生
●担当教科:算数

〇指導開始時の課題や志望校への適性はいかがでしたか?

 各単元の基礎・基本は比較的身についていたものの、「問題文の内容の取り違えや読み落とし」、「四則計算での単純なミス」、「平面図形を解く際に、注目すべき図形を見つけることができない」の3つが課題でした。そのため、過去問演習では一行題や大問の(1)などの得点すべき問題で失点してしまうこともあり、結果が安定せずにいました。しかし、図やグラフを描く等、問題を解き進めるにあたって必要な作業をする習慣がついており、順序立てて考える力がありました。また、授業で学習したことは次回までに自分のものにしてくる実行力も大きな強みでした。

〇志望校の入試傾向の特徴と、その対策として注力して行ったことは何でしたか?

 豊島岡女子学園中の算数は、幅広い分野について、基本~応用まで偏りなく出題されるため、実力がはっきりと点数に現れます。制限時間内に合格ラインの点数を獲得するには、基本問題を速く正確に解く必要があります。授業内では、問題ごとに目安の時間を設定して演習し、順調なときにはその理由を、不調なときには原因と対策をその場で本人と共有しました。しかし、スピードを意識しすぎてしまうと問題文の読み取りや計算の精度が下がってしまうので、スピードよりも丁寧さを優先するポイントも決めました。また、応用問題には速さや図形、場合の数が頻繁に出題されており、図形を的確に捉える力や正確な作業力が求められます。対策として、図形の見方や作業の手順に重点を置いた指導をしました。

〇先生が感じている「個別指導のよさ」は何ですか?

 生徒の個性に応じた指導ができることです。学習の理解度・定着度はもちろん、性格や特性に合わせた指導ができることは個別指導の大きな強みです。同じ教材、同じ単元でも生徒によってアプローチの仕方を変えることも珍しくありません。また、個別指導では生徒の手元を見ながら授業をするので、生徒が問題をどう捉え、どう解いているのかが掴みやすく、理解が不十分な点は、すぐに補うことができます。特に算数は、高学年になるまで記述式のテストが少ないため、成績だけでは、根本の理解度を測りきれず、解法の丸暗記をする習慣がついてしまっていることに気がつくのが遅くなるケースもあります。学習の理解度や定着度を適時把握し、対策を打つことができるのは1対1の個別指導ならではだと思います。