広尾学園中学校・高等学校

※この記事はTOMAS主催 広尾学園中学校・高等学校 学校見学説明会(2025年9月10日(水)開催)での講演内容をもとに作成しています。

「自律と共生」の土壌から、各自の最適な大学へ、世界へ、宇宙へ

国内最難関国公私立大はもちろん、海外大学合格者数は広尾学園としての開校以来の累計で1441名(2025年度 366名)と、圧倒的な進路実現の力を誇る、広尾学園中学校・高等学校(東京都港区・共学)。2024年には、有志メンバーが、民間ロケットによる日本初の人工衛星投入に挑戦。多様多彩な生徒・教員による「自律と共生」の土壌からは、国内はもちろん、世界、宇宙で活躍する生徒・卒業生が輩出されています。
入試では、国内インターナショナルスクール生や、外国籍生など、英語力は高いが「帰国生」にあたらない受験生も、「国際生AG回」(2/3AM)で、インターAGコースに挑戦することができます。

学園紹介とコース紹介(理事長・池田富一先生より)

広尾学園の紹介

沿革
1918年 順心女学校を麻布区広尾町に創立。板垣退助・同夫人が創立に深くかかわる。
1978年 海外帰国子女教育研究指定校。
2007年 広尾学園中学校・高等学校に改称し、共学化。
2018年 創立100周年。

教育理念:自律・共生
→新入生合宿(入学式後・2泊3日):個人目標設定、友人・クラスづくり→将来の夢発表、クラス目標発表
2025年度中1新入生:本科×4、医サイ×1、インター×2クラス(40名程度/クラス)、計279名、男女比=42:58。

3つのコース:

  • グローバルな視点、英語力、ICTスキル、問題解決能力、コミュニケーション能力の涵養は各コース共通。
  • 高校進学時にコース変更可。本科では高2で理系・文系選択。
  • インターSGは中学のみ。高校進学時は本科/インター/医サイを選択。

本科・医進サイエンス共通の特徴

  • 大学進学:難関国公立早慶、医学部
  • カリキュラム:中2までに中学課程修了の先取り学習(補習もあるので心配不要)。
  • 放課後チューター(卒業生)
  • サイエンスラボ:週1の実験。DNA鑑定講座(高医サイの生徒が指導)など。
  • 英検®2級取得(中3まで):英検®対策講座、海外留学プログラム(豪・英 希望者)
  • 夏期講習(中1-高3)高3は20日。
  • 英語スピーキングテスト(中1-高2、定期テスト毎(5回/年))

医サイ独自プログラム:医師・研究者として活躍するためのマインドを育む

  • 研究室訪問など、専門家・専門機関の協力(順天堂大学医学部×編集工学研究所、慶應、明治、東京理科・・・)
  • 医学希望者病理診断講座(順天堂大学)/地域医療研修合宿(大阪医科薬科大学)
  • 教員のもと、研究活動。サイエンスラボで過ごす時間が長い。卒業生の協力。
  • オールイングリッシュ実験講座(中・丸1日)、最先端の科学実験講座
  • 理数研究活動(中・授業)→高校になると放課後に行うことが多い。
  • PC(MacBook)講習:先輩→後輩

インターナショナルコース

  • 大学進学:海外大含む難関大
  • カリキュラム:英語以外は本科クラスとほぼ同様。27名の外国人教員(理系10名、文系17名。部活顧問、担任も)。
  • ICT:一人1台MacBook
  • 検定試験各種:英検®、SAT(スコラティックアセスメントテスト・米大学進学に必須、広尾学園がテスト会場)等

AG(アドバンストグループ)とSG(スタンダードグループ):英語で学ぶAG、英語を学ぶSG

  • 入学時英語力:AG・帰国生中心(英検®1-2級)、SG・英語力不問(英検®4級-未取得者)。
  • AG/SGはクラス・HRは一緒、授業は別。外国人と日本人のW担任。
  • AG/SG合同授業:美術・IT(外国人英語授業)、体育・音楽(日本人日本語授業)。
  • AGは国語以外、ほぼ英語授業。インターナショナルスクール+日本文化のイメージ。
  • SGでも英語が伸びる要因:外国人教員週3英語授業(一番効果あり)/英語で学ぶIT・美術・道徳/英語環境の教室/英語スピーチコンテストへの挑戦/外国人教員27名 など。

海外大進学へ向けて

  • 海外大学ツアー:カリフォルニア10大学ツアー(入試担当者の話を聞く、キャンパスツアー×ガイド学生)/ボストン14大学ツアー(MITなど、広尾学園卒業生在籍校が多い。卒業生によるガイド)を隔年で実施。
  • 海外大学フェア(KANTO PLAIN COLLEGE FAIR at 広尾学園):海外大学123校、国内大学20校、参加生徒2,000名。→来日している大学による、広尾学園への個別訪問も多い。

学校生活と入試(副校長・金子先生より)

広尾学園の授業→オンラインシラバス(学園HPに一般公開)

  • 定期的に研修を受けた教員148名:教員研修(各学期前の年3回。【入試研修】最難関大入試解く/【授業研修】模擬授業→ディスカッション/【コース会議】)
  • 全コース、週3外国人教員による英語授業。
  • 理数研究(医サイ)
  • AG/SG合同授業ITなど(英語)
  • 朝の学習(コース別):PLT(パーソナライズラーニングテスト:答案分析→弱点補強の出題)、研究活動、0限授業(インター)、研究活動の情報交換(医サイ・土曜朝)
  • 夏期講習:高3向けは20日間72講座 受験対策、英検®対策など。
  • ICT環境:時代に合ったテクノロジーを提供。2026年度より、全コースMacBookを一人1台。

生徒たちの活動

  • 海外大学(年間)講義映像の翻訳活動:AG生徒有志によるMIT授業の翻訳(イーラーニングアワード・文科大臣賞)、医進サイエンス有志によるイエール大学心理学入門の翻訳。・・・生徒たちが授業内容を理解し、日本での活用度を高めるため、翻訳。グーグル翻訳、生成AIの進化で、活動の在り方は変わっていくか。
  • カイロス2号(民間ロケット)搭載の人工衛星作成:同じものを2つ作り、1つを搭載。打ち上げは成功したが、衛星軌道に乗る前にロケットが飛行中断。もし成功していたら日本初の取り組み。プロジェクト立ち上げの生徒たちは、卒業後UCLA、スタンフォード(宇宙工学)に進学。

広尾学園キャリア教育・中高大連携プログラム(全員/希望)

  • 特別講演会(落合陽一氏、NASA宇宙飛行士など各界著名人)
  • All English実験講座:インター教員×医サイ教員による国際環境での本格的な研究活動体験。医サイ高生徒が補助。
  • スーパーアカデミア 最先端と最前線の超一級講座(3月):専門分野に関する講義(中学生は全員参加)。など

部活・行事・施設

クラブ活動
運動部12・文化部12・同好会7(英語名は外国人顧問)。

行事
生徒の将来にとってどんな体験が必要かを考えて組み立てる。

  • 中2林間学校:場所は年ごとに変わる(例:大平宿(廃村)…建物が残っていて宿泊できるが、電気は通っていないので、電化製品は使えず、電波もない。テクノロジーとは真逆の体験)。
  • 中学スポーツフェスティバル、けやき祭(中1から個人で関心事や研究内容のプレゼンテーションを披露)、音楽会

施設
3つのサイエンスラボ、ICTルーム、カウンセリングルーム、アリーナ(体育館)、サブアリーナ、グラウンド(人工芝)、武道場、トレーニングルーム、カフェレストラン、中庭(ケヤキの木)

募集要項:合格者数見込みを各回発表

  • 学納金:教育充実費のみ、コースによって異なる。

帰国生入試:12/18・19…19は希望コース選択だがスライド合格あり

  • 帰国生条件:海外在住1年以上、帰国から3年以内(全コース共通)。英語ができても、国内インターナショナルスクールや外国籍の日本在住者は対象外(2/3の国際生入試AG回の受験を)。
  • AG:英検®2級以上又は同等以上を対象とした、英語中心の入試科目。
  • AG以外:国算面接

一般入試:2/1AM・PM、2/2PM、2/3AM、2/5AM

  • 2/1・2の午後入試は15:30開始だが、午前入試を考慮した16:00開始の教室を設置。要当日連絡。
  • 科目はいずれも4科目のみ。本科、インターは同問題、医サイは内容異なる。
  • 本科・インターの振り分けは、各入試回の成績上位者から両コースの合格予定数の合計を合格とし、定員超のコース希望者の成績下位者を第一希望でないコースでの合格とする。例年、インターSG希望→本科スライド合格のパターン。
  • 国際生AG回:2/3AM…試験内容は帰国生AG回に準ずる。

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