過去問演習の
スケジュールは父が管理
「弱点がないはずがない」慎重な両親の戦略とは?
フェリス女学院中合格
豊岡 聖さん(仮名)
聖さんが中学受験を志したのは小2のとき。周りに中学受験をめざしている友人が多く、自然な流れで集団塾に通い始めた。苦手科目ができることもなく、学力は順調に伸びていったそう。塾のクラス分けテストで友人たちと競い合うことをモチベーションにして楽しく勉強に取り組む毎日を送っていた。
そんな順風満帆な受験生活を送っていた聖さんだったが、慎重派であるご両親の判断から小6の春にTOMAS日吉校に入会することになる。「模試の成績はよかったのですが、弱点がないはずはないと思っていたので、弱点のあぶり出しから克服まですべてお願いするために、TOMASを選びました」(お母様)
読みは的中し、コロナ禍のためオンラインで学習していた範囲から、次々と弱点が見つかった。「集団塾だと人数が多いので質問をあきらめることもあったけど、TOMASでは聞きたいことが全部聞けるので、理解が深まりました」(聖さん)
第一志望校はフェリス、併願校を慶應中等部とSFCに決めて、秋からは過去問演習に着手した。主体的な聖さんは、なんと自分でスケジュールを立てて解き始めたそう。しかし徐々に遅れが生じてしまい、後半はお父様に管理をお願いし、親子で協力して追い上げた。
そして迎えた試験本番。手ごたえはなかった。算数の出題傾向が変わり、合格ラインには届かないだろうと思ったそう。しかし結果は見事合格! 難易度が上がった分、合格ラインが下がっていたことを後で知った。
最後に、中学受験で一番大変だったことは? と尋ねると「教科書やノートが多いので、リュックが重かったことです」と意外な答えが。春からは憧れの制服を着てフェリスに通う生活が待っている。
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