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課題だった計算力を
母の計算ドリルで克服

勉強大好き少年が武蔵中をめざした理由

武蔵中合格

市川 学君(仮名)

 学さんは小さいころから知的好奇心旺盛で、勉強が大好き。小4になるころには学校の勉強が物足りなくなり、自宅で受験勉強を始めた。算数・国語・理科はお母様、社会はお父様が指導。小4のときは1日2時間、小5からは1日3時間と毎日コツコツ学習を続けた。
 TOMASへ入ったきっかけは、昨年の合格速報チラシ。「いつもチラシは見ないのですが、たまたま娘が持ってきた新聞に挟まっていて。ちょうど算数の過去問を指導してくれる塾を探していたんです」(お母様)。偶然が重なり教室で面談をすることになった学さん。実はこの面談が、志望校を決めるきっかけにもなったという。「面談で手渡されたスカラに、武蔵中の校長先生のお話が載っていて、すばらしい学校だなと」(お母様)。「それを機に調べ始めると、キャンパスや校風も気に入り、第一志望に決めました」(学さん)
 TOMASでは算数の通常授業に加え、選抜制のグループ授業「難関中算数特訓」にも参加。知的好奇心を刺激する内容が、学さんにピタリとはまった。「各問題で別解を教えてくれたのがよかったです。思考力が鍛えられました」(学さん)。また、近い学力の同級生と一緒に勉強したことで、計算力が自分の課題だと気づくこともできた。それ以降は、お母様が用意した計算ドリルで猛特訓。速く正確な計算ができるようになるにつれ、偏差値も徐々に上がり、その勢いのまま合格をつかみとった。
 中学では太陽観測部や科学部、地学部などに興味があるという学さん。受験が終わってから何をしているのか尋ねると、「今日も社会の復習をしていました。小4の内容が抜けてしまっていて……」。受験が終わってもなお、学さんの知的好奇心は留まるところを知らないようだ。

中学受験情報誌『Schola』掲載の合格家族インタビューより
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