case_21

勉強机にはWebカメラ、
ご両親がしっかり見守り

中国から日本へ、
めざすは「一番頭がいい学校」

筑波大附属駒場中合格

李 秀英君(仮名)

李さん一家が中国から日本に来たのは、4年前の初夏。秀英君が小2のときだった。小4の終わりに中学受験をしようと決め、塾に通い始めると、もともと得意だった数学で頭角を現した。第一志望を「一番頭がいい学校」である筑駒に定めた。
一方、国語の記述問題には手を焼いた。日本語での日常会話に困ることはなかったが、筑駒の入試では、難解な詩の読解問題が例年出題され、対策が難しい。そこで、お母様の友人の紹介でTOMASの戸を叩き、個別指導で記述の手ほどきを受けることにした。得意の算数も、小6になると難易度が上がって苦手な単元が増えてきた。解けない問題があると、仕事から帰宅したお父様の出番となる。お父様はまず自分で解いて予習する。考え方の手順を書き出しておき、10分程度で手早く解説。「あらかじめ解いておくことで時間を節約していました」(お父様)
お父様にはもう一つ、大切な役割があった。それは秀英君がゲームをしないように「監視」すること。「勉強机にWebカメラを取り付け、職場でチェックしていました」(お父様)「6年生といってもまだまだ子どもですから」(お母様)
そんなご両親の心配をよそに、「見つからないようにトイレに隠れてゲームしていましたけどね」。泰然とした表情で告白する秀英君。ご両親より一枚上手だったようだ。

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question合格を知った瞬間は?

answer (父) 合格発表を見に行き、掲示板を写真に撮って家族にメールしました。何かの間違いでは…と思って何度も番号を確認しました。
(母) 職場にいるにもかかわらず「おおおお!」と大声を出してしまいました(笑)。

中学受験情報誌『Schola』掲載の合格家族インタビューより
個人情報が特定できないよう編集し転載しています