2019.12.15

新高1~3年(現高2以下)のための
医学部合格への道

2019.12.15開催 医学部入試ガイダンス in アルカディア市ヶ谷

12/15(日)アルカディア市ヶ谷にて、2019年最後の医学部入試ガイダンスを開催しました。今回は対象学年を現受験生ではなく、現中3~高2生とし、医学部入試の現状や今後の動向予想、各学年ごとに取り組むべき勉強内容についてお伝えしました。

プログラム...

1部:医学部受験の動向

鍋屋 秀顧

【登壇者】
萩原 一裕
メディックTOMAS市ヶ谷校 校長

医学部入試は今、変革の時を迎えています。2018年に話題になった不正入試発覚を踏まえた公正化に加え、共通テストの導入、定員減など、過去にないペースで一気に大きな変化が起こっていきます。詳しく見ていきましょう。

○ 医学部入試の公正化

東京医科大の不正入試発覚後、2018年11月16日に一般社団法人 全国医学部長病院長会議より、「大学医学部入学試験制度に関する規範」が公表されました。

そこでは性別、年齢、内部進学、地域枠などについて指針が提示されており性差、年齢による点数操作は認めないとしています。

一方で内部進学枠、地域枠を設けることについては試験要項にて詳細が公表されていれば容認するとしています。

※詳細はこちらをご確認ください。

医師数の地域間格差解消や、多様な人材確保の観点から、必要性が求められない限り、基本的に入試差別は認めないという方針になっており、公平な環境下で医学部入試に臨める状況になっていると言えるでしょう。

○ 共通テストの導入と定員減の影響

今後2つの大きな変化が控えています。1つは共通テストの導入です。

2020年1月の試験を最後にセンター試験が廃止され、共通テストが始まります。

現高3生は「必ず今年で決めたい(浪人になって共通テストの対策を新規でやりたくない)」という意識が働き、難関校への挑戦ではなく中堅~下位の医学部を確実に狙う受験生が増えるでしょう。

現高2生は、試験初年度にあたるので、過去問がない中で、手探りの戦いになって来ます。

そしてもう1つが2022年度から始まる医学部定員減です。

医師不足の状況を鑑みて平成20年度より段階的に増加されてきた医学部定員数ですが、2021年度までは現状を維持するものの、2022年度からは減らしていく可能性が高く、詳細は2020年春に公表予定とのことです。

現状維持のラストイヤーにあたる2021年に試験を迎える現高2生たちにも「今年で決めたい」という意識が強く働くでしょう。

○ 各大学の試験に見られる変化

各大学の試験内容に着目すると、小論文や面接の【新規導入、比重の拡大、試験時間・配点の公表】の流れが見られます。

医学部入試は採用試験としての意味合いも強いため、元々小論文や面接など、考え方や人間性を見る試験が多くの大学で実施されていましたが、今まで以上に重視されるようになってきていると言えます。

また、不正入試の件以降、試験の公正化が進んでおり、今まで非公表だった配点や試験時間も公表する学校が増えています。


さて、ここまでお伝えした医学部入試の動向を踏まえたうえで、現中3~高2生の皆さんがこれからどのような点を意識して医学部入試対策を進めていけば良いかについてお話します。以下略。

※新受験生の今後の対策について聞きたい方は個別相談、または次回の医学部入試ガイダンスにご参加ください。


2部:現役医学部生インタビュー

2部では3名の現役医大生の方にご登壇いただき、自身の医学部受験経験についてざっくばらんにお話し頂きました。

角田さん

神田航汰さん
東京医科歯科大学1年

鈴木さん

鈴木美優さん
東京女子医科大学2年

大谷君

野口流宇さん
昭和大学医学部2年

3部:医学部入試における基礎の大切さ~実践版~

3部では「医学部入試における基礎の大切さ~実践版~」と題しまして、メディックTOMAS横浜校鍋屋より、医学部合格に必要不可欠な基礎力や勉強をするうえで気を付けるべき点についてお伝えしました。

現役医学部生インタビュー
医学部入試ガイダンス 申し込みはこちら